珈琲工房ポエムの日記

自家焙煎の珈琲豆 とメディカルハーブコーディネーター在中のオリジナルブレンドハーブティーと紅茶

井の中の蛙、大海を知らず

ということわざ。
初めてブラジルに行ったのがちょうど15年前。
サッカー留学に、行ったわけではない(笑)
珈琲豆屋をしている私に取って、ブラジルはやっぱり特別な場所なのだ。
当時は「ジーコのTシャツ買ってくれ社長さん」←と日系人を見かけると声をかけられたものである。
ちょうど、Jリーグが始まったばかりの時で鹿島アントラーズジーコが現役だった時だからねえ。
サンパウロもリオデジャネーロもそれぞれの特徴がはっきり分かれていて、同じブラジル人?て思う程だった。
サンパウロ=真面目で実直、リオ=陽気で楽観主義、なんて勝手に私の中ではカテゴリー分けしてしまっている。
私の趣味に心地よくフィットした場所は、サルバドールとクリチーバであった。
サルバドールは黒人の多い場所で、30年程前、サーカス(男女4人のコーラスグループね)が唄にもしていた港町。
クリチーバは気候風土が日本にとっても似ている。ある意味、ブラジルでも日本で育つような植物もたくさんあった。
そんな事もあってか、私が行った当時は華道がちょっとしたブームだった。
そのころ、華道の助教授に成り立てであった私の目的の一つが、そこでブラジル人と華道の交流を深める事でもあったのだ。
ブラジル人の生ける花はとてもダイナミックだ。まさに「芸術が爆発」している。
華道の本場の日本人から、教わる事ができるということで、ちょっとした会場は超満員になっていた。
その瞬間だけ、私の人気は「ひろみちお兄さん」のサイン会を超越した...笑
当時、私の所属する華道の流派で24歳男の助教授は私だけだったというのもあって、ブラジル人には相当めづらしかったらしい。
ひまわりをシャキッと水切りをしながら、スパッっと花止めにさすだけで「ワオ〜〜〜」という歓声が会場から聞こえる。←大げさな表現ではありません
「マジックショーじゃないんですけど」と内心自分で突っ込んでおいて、日本の正しい文化を伝える事ができた(かは不明です)

また、でっかい国土故に、1日掛けて南北移動すると朝はTシャツ一枚でもOKなのに夜は革ジャンがないと凍えてしまう所でもある。
もう一回行きたいかは、実は微妙なところ。

新規にカフェをオープンするための珈琲のお勉強に来る人が、今年に入ってもう4組。こんなにコンビニのように、カフェばっかり増えてどうするの?
と、私が思うくらいの勢いである...ある意味大きなお世話なのだが。一番早い人のOPENは5月上旬で、メニューの相談や紅茶やハーブのレシピなど、ギリギリ間に合うか合わないかの世界。
ま、私的にはよくあるパターンで、最後にはなんとかしてしまうのだけどね。
というのも、昔と違って最近はお店が開店しながら、後から細かくいじれるような仕組みを作るようになったのですよ。
試しに去年一件完全私(ポエム)任せでプチッとOPENさせたお店は半年の間にかなりレシピも内容もヴァージョンアップしているのだ。
キーワードは「可変」するお店。
まあ、私「バトロイドヴァルキリー」好きだし、戦闘機と言えばやっぱF-14トムキャットでしょ。
そんなI LOVE MICKYな私です(注マウスではない、エリア88参照、ミッキーサイモンのことよ)

まあ、話がいつもの予定通りに脱線しましたが、
そんな、新規にお店を始める方と雑談をするなかで、冒頭のブラジルへ行った時の話をするんですよ。
どうしても、一つの事に頭がいっぱいになっちゃうと、もう一歩先にある本来の目標を見失ってしまうことがあるでしょ。
自分の体験談が、この歳になってこんな風に役に立っているなんて高い航空チケットを買った地球の裏側まで行った価値があるってもんです(笑)

自分も一つ間違えれば、呉服屋の長男坊として、適当に学校を出て、適当に2.3年丁稚奉公にでて、ボーッと跡継ぎとして、西尾の城下町の一角でなじんでいたかもしれない。
まあ、それはそれで悪いとは言わないけれどね。
悪くはないけど面白くはないわね。
どんだけ自分でがんばっても、親の七光り←て思われるしさ
そういう立場の精神的苦痛の方が大変だ、きっと。

やっぱり私は、自分の作る珈琲豆をこよなく愛してくれる人のために「誰がために戦う」焙煎士なのですよ...限りなく意味不明


今日の一言

ザグは量産してもかまわないが、マジンガーZは量産した瞬間にスーパーロボットでなくなる  byポエム軍曹
友達のギレン君が言ってました...謎

永遠のスーパーロボットでありたい、ポエムでした
ロケットパンチで新聞取って来れそうだしさ、ブレストバーンで瞬間調理、ルストハリケーンで掃除もラクチンだぜい♪