MONO作りの醍醐味とは...

　仲の良いお客さんとの雑談の中で、とあるパン屋さん（ココでの紹介はちょい控えさせていただきます。お店ではお答えできます）の「発酵バターパン」が絶品だから是非一度食べてみてよ♪という情報を頂いて、ズ〜っと気にはなっていたものの、お店からの帰路から逆方向ということもあってなかなか食べる機会がなかったんですが、ひょんな事からお初に買う事ができて、翌朝トーストして食べたんですわ。「ううううう美味い♪」んです本当に。
　実は、その情報源のお客さん、最近尾張に引っ越しをしたんです。仕事と実家の往来の関係で2週間に一度安城に帰ってくるんですが、その際必ず立ち寄る場所が「珈琲工房ポエム」とその「発酵バターパン」のパン屋さんだそうで、まあウチの珈琲は良しとして（ちょっと自慢）そんなお勧めのパンだったらやっぱり食べてみたいというのが人の世の情けなので、あります。
ただ、それだけで終わらないのが、私という人でありました。ひょっとしたら似たような店舗の中に「発酵バターパン」があるのではなかろうか？と自分の足で数件リサーチを決行いたしました。お店からの帰路の途中で寄れそうな店では見事に全滅でございました。なるほど、xxxさんがココまで買いにくるって気持ちがわかるなあ、と裏付け捜査をし終えた感想だけが空しく残った今日この頃なので、あります。
　すごい長い前フリでしたが（今までのは全部前フリかよ！と自分で軽く突っ込んでおきまして）「そこでしか買えない」「そこでしか作っていない」というオリジナリティを売りにして仕事を始めてはや11年。私等のような焙煎職人がほんとに売っているのは、珈琲豆というアイテムの中に凝縮された「技術」そのものなんですよ、ハイ。何気にぼ〜っと豆を焼いても、毎回きちっとデーターを取りながらスキルアップを志して豆を焼いても同じ珈琲豆屋なんですわ...そういう見えない影の努力が全てで、全てはお客様の笑顔と薔薇色の珈琲ライフのためにあるのです（ギレンの演説っぽくてすみません）

そんな、ジーク・ジオンな貴方に贈る、こんな危ない動画をどうぞ...